「無罪」スコット・トウロー [本]
ベストセラーで映画にもなった「推定無罪」の主人公、サビッチの20年後を描いた小説。
元々法曹界に身を置いていたというこの作者の小説の法廷でのやりとりの描写は、(わからないけど)真実味があって、面白く、知的好奇心も刺激されるし、ついつい引き込まれて読んでしまいます。
ただ、登場人物それぞれが語り手になって、事件と前後して語る手法は、一層読みにくかったかも。描写はうまいんですけれど、とにかく細かくて重い。
この作者は面白いとわかってるんですが、読むのに気力・体力がいるので、最近は敬遠しがちかも。
でも、今回推定無罪の続編ということで、やはり手を伸ばしてしまいました。
サビッチ家族3人と恋人のアンナ、誰の人生にも共感は出来ないし、「推定無罪」後、家族皆が別の生き方を選んでいれば、幸せがあったのではという思いが強くします。けれど、主人公のサビッチが一番サバサバして、それでも人生は続く。という言葉が終わりにぴったりな気がしました。ただ、もうちょっとうまいやり方があったのでは?とも。
「推定無罪」の真実についてサビッチとスターン弁護士自身が語る箇所があるのですが、読んだのは随分前なので、すっかり忘れています。ハリソン・フォード主演の映画の方で見直そうかしら。と思いました。
重厚な法廷小説・推理小説がお好きな方にお勧め。前作と両方読むことをお勧めします。
余談ですが、それにしても、今回の登場人物たちの人間関係の設定は、ジェレミー・アイアンズとジュリエット・ビノシュの映画「ダメージ」を思い出してしまいました。これは法廷・ミステリー物ではありませんし、同じ名前の主人公アンナはこちらの方が悪魔的な魅力ですが。
5月6日追記 映画「推定無罪」見直しました。やっぱりそうだったかという通りの結末。記憶にはないんだけど。この本を読むと書いてないけれど、こんなにはっきり結末示してたんだ。。。と思いました。刑事役の俳優さんが味がありました。ハリソン・フォードが随分若く感じましたが、面白かったです。こちらは浮気相手の殺された女優さんがとても魅力的でした。
元々法曹界に身を置いていたというこの作者の小説の法廷でのやりとりの描写は、(わからないけど)真実味があって、面白く、知的好奇心も刺激されるし、ついつい引き込まれて読んでしまいます。
ただ、登場人物それぞれが語り手になって、事件と前後して語る手法は、一層読みにくかったかも。描写はうまいんですけれど、とにかく細かくて重い。
この作者は面白いとわかってるんですが、読むのに気力・体力がいるので、最近は敬遠しがちかも。
でも、今回推定無罪の続編ということで、やはり手を伸ばしてしまいました。
サビッチ家族3人と恋人のアンナ、誰の人生にも共感は出来ないし、「推定無罪」後、家族皆が別の生き方を選んでいれば、幸せがあったのではという思いが強くします。けれど、主人公のサビッチが一番サバサバして、それでも人生は続く。という言葉が終わりにぴったりな気がしました。ただ、もうちょっとうまいやり方があったのでは?とも。
「推定無罪」の真実についてサビッチとスターン弁護士自身が語る箇所があるのですが、読んだのは随分前なので、すっかり忘れています。ハリソン・フォード主演の映画の方で見直そうかしら。と思いました。
重厚な法廷小説・推理小説がお好きな方にお勧め。前作と両方読むことをお勧めします。
余談ですが、それにしても、今回の登場人物たちの人間関係の設定は、ジェレミー・アイアンズとジュリエット・ビノシュの映画「ダメージ」を思い出してしまいました。これは法廷・ミステリー物ではありませんし、同じ名前の主人公アンナはこちらの方が悪魔的な魅力ですが。
5月6日追記 映画「推定無罪」見直しました。やっぱりそうだったかという通りの結末。記憶にはないんだけど。この本を読むと書いてないけれど、こんなにはっきり結末示してたんだ。。。と思いました。刑事役の俳優さんが味がありました。ハリソン・フォードが随分若く感じましたが、面白かったです。こちらは浮気相手の殺された女優さんがとても魅力的でした。
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