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奈良 春日大社 本殿へ [旅・遠足]

さあ、本殿へとやってきました。参加者全員で横一列に整列し、参拝。ここで一応終了となりました。約1時間。その後、ご寄進した方たちと一緒に中も見せていただくことに。

砂ずりの藤は今年はまだあまり花が多くないようでしたが、美しい。春日大社は、藤原家の氏神様をお祀りしたのが始まり。藤の花は元々辺りに自生していたことと、藤原家に因んでの社紋。

有名な吊燈篭は、いつ寄進されたものか、経年数によって色が違います。今ですと1基200万円ほどらしいです。中には大変有名な古いものも。年に2回の万燈篭でしか灯されたところを見ることはできないようですが、雰囲気を味わえるお部屋がありました。石灯籠と釣灯篭をあわせると3000基という数で、今も寄進によって増えているようです。

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幣殿と呼ばれる拝殿を本殿側から眺めたところです。この屋根は葺き替えたばかりで、美しい。
ここにも藤が。
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造り替え全体ではおそらく20億円ぐらいの費用がかかるであろうとのこと。
使われる檜皮は樹齢100年以上のもので、例えばこのくらいの屋根、270平米だとすると、3600本程の木を使っており、費用は1億円ほどとのこと。。気の遠くなるような数字ですが、造替は単純に金額だけのものではありません。

特別に扉を開けて野生の藤を見せてくださいました。
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回廊を歩いて行くと、捻廊ねじろうという変わった斜めの階段が。
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巫女みかんこさんのかんざしは藤の花です。皆さん朝のお掃除をしておられました。

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本殿のお写真は厳禁ですが、使われている朱色は本鉛の純度が100%のものとのことで、更に朱が鮮やかでした。

日本に神社は約10万あるとのこと。そして、毎朝、毎日、神職の方々が、国の安泰、皆の幸せを祈っているのはどこも同じ。との禰宜のお話。無宗教の私ですが、正直ちょっと心洗われてしまいました。
春日大社では全てあわせると年間1,500にもなる神事が執り行われているそうですし、今回の催しのように、気軽に拝見できる、参加できるものも。1,000年もの間、ずっと神職を引き継いでこられているお家があるという歴史にも驚きです。

参拝ということにこだわらなくとも、機会があれば、是非朝早い時間に訪れることをお勧めします。
朝の澄んだ空気、緑、鳥の声、に癒された1日でした。
是非また別の機会に訪れたいと思います。

さあ、次は神苑へ。


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