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ロバート・デニーロの映画「みんな元気」他 [映画・ドラマ・観劇]

録画していた少し前の映画「みんな元気」。イタリア映画かと思っていると、アメリカが舞台のロバート・デニーロ主演の映画でした。元はイタリア映画で、そのリメイクとのこと。さらに、そのイタリア映画は小津作品の「東京物語」から作られた映画らしい。う~む。見てないぞ。

最初の方のシーンを見ていると、え、どこにデニーロ出ているの?って少し思ってしまうくらい、そこらのスーパーにいそうな、七三分けの白髪の普通の初老のおじさんでした。どこかわからないけど、片田舎の感じのよい広い一戸建てに、妻を亡くして独りで暮らすデニーロ。

娘2人、息子2人はNY、シカゴ、ラスベガス、とどこだっけ?アメリカ大陸にバラバラに暮らしています。
折角の週末にバーベキューを楽しみにしていたのに、誰一人も帰ってこずにがっかりして、反対に子供たちの家を回って旅行することにした、デニーロ。着ている服も、持っているカメラも、表情も、体型も、田舎から出てきた普通のおじさんです。さすが、なりきりデニーロ。

幾つになっても子供を思う親、それぞれ頑張っているけれど、事情もあるし、親を心配させたくない子供たち。
それに、母親よりも仕事一筋で厳しかった父親に対しては、少し気詰まり。
たった1泊で追い出されても、にっこり笑って、幸せかいと尋ねるデニーロに少し涙が出ました。
最後にたずねた娘、ドリュー・バリモアは歓迎してくれている様子ですが、デニーロの方が早めに帰ってしまいます。
息子の一人は友達に借りてみた、デビッド・ボウイの息子の変わった映画に主演していた人みたい。

デニーロと言えば、先日「マラヴィータ」を見たばかり。いろいろな意見はあるみたいですが、私は単純に面白かったです。マラヴィータを見た後だから、この映画の普通の元サラリーマン役は、余りに違って、デニーロの演技力に改めてびっくり。

言わずと知れた名優ですが、かなり出演作が多いし、犯罪映画の印象が強いけれど、色んな役を演じる俳優さんですね。コメディにも出ているし、ケープ・フィアーのような悪役にも。
因みに、私はゴッドファーザー、ちゃんと見ていません。マラヴィータはちょっとゴッドファーザーへのオマージュみたいなシーンもありましたが。
今回の役は、少しだけオムニバス映画の「ニュー・イヤーズ・イブ」の父親役を思い出しました。
歴史物が思い浮かばないのですが、「タクシードライバー」と同じ年に公開されている欧州大作のイタリア歴史物「1900年」位でしょうか。
見たいなと思って見ていないのは、恋愛物らしい、「昼下がり、ローマの恋」

デニーロ主演なのに地味だからか、本作は劇場未公開だったようです。
ラストシーンはクリスマス。これからの季節、実家に帰ったり、行く年、来る年、家族のことを考えることがあるかと思います。そんな季節にぴったりの映画かも知れません。

ところで、この映画の中でワンシーン、何これ?って思うところが。可愛いシーンだけど、意味はないのか、前振りなのか。。。ポイントです。
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