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俵 万智「ちいさな言葉」 [本]

歌人 俵 万智さんのエッセイ集。

幼かった息子さんとの日常での小さな発見を綴った作品。さらっと読めて楽しかったです。
色んなものに興味を覚え、知りたいことが増え、それと同時に語彙が増えて世界が広がっていく成長の過程が微笑ましく、どれだけこの時期が大切なものかを思わされます。

なかでも、幼稚園の先生への正直で辛らつな評価や、母親を自分の母親とは別の社会人として認識している賢さについては、驚かされました。

いい間違いは、子供時代に誰にもあるでしょうか。私は スパペッティ、たかましや(大阪南部の人には子供時代から一番馴染みのあるデパート高島屋)、ちょこねーちゃん(オバの名前です)でした。ちょこねーちゃんは、今でもそのまま引きずっています。

ツイッターで日常をつぶやかれている俵さん。今週息子さんは10歳のお誕生日を迎えられたとのこと。とっても元気で逞しいご様子で、時折披露されるユーモア溢れる言動も楽しみです。
石垣島で暮らされているのを、どうしてなのかなと思っていましたが、この本で、仙台から震災後に移住されたことも知りました。

身近に子供さんがいる方も、いない方も、誰もが楽しめるし、ほっと優しい気持ちになれる1冊だと思います。沖縄暮らし、いいなあ。

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