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華麗なるギャツビー グレート・ギャツビー ディカプリオ版 [映画・ドラマ・観劇]

前のロバート・レッドフォード版が良かったので楽しみにしていました。もう上映が終わりかけですが、先週みてきました。

どちらかというと、レッドフォードとミア・ファーローの主人公の方が上品な感じがするし、もしかしたらがっかりするかもと思いながらの観賞でしたが、期待以上に良い映画でした。

パーティシーンが桁外れで大げさ過ぎるかもと思いましたが、それ以外はストーリーも配役も全て良かったです。特にデイジー役のキャリー・マリガンが若すぎるかなと思っていたのですが、裕福であるがゆえに我儘で可愛い、かつ残酷な主人公にぴったりでした。
ディカプリオは成金っぽいところが似合っているし、他人から見たらこっけいにさえ思えるときもある一途で純粋な主人公ジェイ・ギャツビーにぴったりでした。語り手のトビー・マグワイアも、嫌味なデイジーの夫も、ゴルファー美女も巧かったです。

レッドフォード版の記憶があいまいなのですが、今回の作品の方が、ストーリーを細部にわたって説明してくれており、それが意外でした。デイジーの友達のゴルファーや、ニック(トビー)がデイジーの従妹でお膳たてをするところなど。NYのホテルの部屋でのうだるような暑さの中で追い詰められる主人公たちのやり取りは決定的です。2時間以上あるのは、そういったところにも時間を割いたからかも知れませんし、長くは感じませんでした。

映像も最初の始まりのシーンから最後のシーンまで、綺麗でよく考えて構成されていました。特に印象に残ったのは、パーティが終わったあとに、ボーイ達が屋敷を片付けているシーンと寂しそうなギャツビーの姿。レッドフォード版の再現のシャツのシーンもありました。

ストーリーがわかっているため、ディカプリオがデイジーのことを思う幸せそうな笑顔が初めて大写しになったシーンでは、思わず涙がこぼれそうになりました。
壮大で哀切なラブ・ストーリーで、お勧めです。
また、レッドフォード版も見直したいなと思いました。原作も村上春樹版は読んでいないので、いつの日か。
写真は公式サイトから。
Gatsby_timeline_dance1.JPG
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