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本日のお言葉 Japanication 日本化 [本日のお言葉]

Japanication, Japnization, もしくはTurning Japan。

バブル後の、長期化した景気低迷、世界的地位(っていうのが良い言葉かわかりませんが)の低下、デフレに苦しむ日本の、いわゆる失われた10年、20年を指して、日本のようになってしまう。という悪い比喩で使われる言葉のようです。
失われたと言われると、働き続けた自分のこの20年を思うと、正直悲しい気持ちになりますが、確かに色んなことが大きく変わった20年ではあったかも知れません。

まずは企業環境。バブル後半に就職した私の世代、当時仲が良かった友達の新卒就職先は私以外は皆証券・銀行でした。そして就職してすぐに彼女たちのもらっていたボーナスはかなりの高給。けれど、今もそのうち名前がそのまま残っているところは。。。
関西を代表する大企業、松下はパナソニックになって今期は赤字、シャープも危うい。伊藤忠が本町から離れてしまったのも印象的。
今やどんな大企業に勤めていても将来安心とは言えないという感じ。

日常生活を見ると、携帯電話、インターネットインフラの普及。ファッションは高級ブランドやきれいなものから、安いカジュアルに変わっていった。

そして、この間、大きな自然災害はあちこちであっただろうけれど、やはり2度の地震震災の影響ははかりしれない。

あっという間に年末で、ボーナスを狙った海外旅行や預貯金の広告が毎年と同じく見られるけれど、正規雇用やボーナスが出るところに勤める人が減っている現代ではむなしく感じる。

けれど、正規雇用が減ったのは、景気のせいだけではなく、私より下の世代の考え方の変化も大きかったのではとも思える。
例えば、周りには、何年か新卒後就職した会社で働いて貯金をして、とにかく海外に行きたい、そして、戻ってずっと派遣という女性は多かった。特に関西は親元にいる人が多いからなのか。

それに、何もかも低迷して駄目になっているというわけではないという見方も。
デフレでは価格破壊。電気製品、ユニクロに代表される服のブランド、LCCの登場。そしてネット通販。
国力、国際競争力が落ちたと言われるけれど、優れた技術をもった日本企業はまだまだ沢山ある。一般消費者に認知度がある最終製品を生み出すメーカーではなくとも、世界に精密部品や材料を供給している企業は多い。
それに優れた医療。

豊かさとは何か。物質ではなく、精神が豊かなことではないか、今こそ価値観を変えるときだ。というようなことが言われるけれど、価値観は他人に言われて変わるものでもない気がするし、時代の変化とともに自分の中で変わっていくものではないでしょうか。

政権の不安定さも批判される日本化のファクターらしいけれど、今日は選挙。落ち着いた時代が来るでしょうか。日本化という言葉が良い意味で使われる時が来るのでしょうか。
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